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夏休みという大イベントで考える、かあちゃんばっかり感謝される問題について

おっさん、無意味に叩かれすぎだろ、この国は

2019/08/30
note

 今年は家族旅行にイベントに野球観戦にと、仕事なんだかレジャーなんだか分からない慌ただしい夏休みを過ごしました。

 毎年、家族でいろいろ移動していると、子どもの思わぬ成長に気づいたり、私が子どものころに親がしてくれていたことを思い出して「あれはそういうことだったのか」と感謝の気持ちを抱いたり、自分が如何に歳を取ったかや、これからの人生は子どもを社会に送り出して老けて死ぬんだなと悟りを開いたり、つまらないところで散財して悟りを閉じたり、まあいろいろあります。

そろそろ夏も終わり ©iStock.com

妄想しながら計画を立てるのは楽しいものです

 もちろん、仕事であんまり安全ではない海外にもいくので、そういうところは家族を連れていくわけにもいかないのですが、介護の日程をやりくりして旅行に必要な作業を洗い出していると、「ここは空港で家族と合流して旅行を組み込もう」とか「もう長男次男も大きくなったし、このぐらいは冒険しても喜んでもらえるんじゃないだろうか」などと妄想しながら計画を立てるのは楽しいものです。

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 ただ、実際に連れていくとなると自分だけでなく子どもたちの安全は守らないといけないし、0歳児もいる家族6人で長期の旅行となると荷造りする家内もてんやわんやだしで、あまり気が休まらないのも事実です。旅行の準備も、旅行そのものも、意外と大変なんだよ家族旅行。そのぶん、一人での移動やビジネスパートナーとの出張のほうがはるかに楽、なんですけどね。

今年、山本家の新メンバーになった0歳児 ©山本一郎

父ちゃんどこいったんだよ

 で、先日『クレヨンしんちゃん』の聖地として有名な春日部市で、オイシックス・ラ・大地の広告が感動的だというので記事が回ってきたんですけど、なんですか、このかあちゃん推しは。

かあちゃんの夏休みはいつなんだろう… 春日部駅のポスターが話題に - withnews(ウィズニュース)
https://withnews.jp/article/f0190827006qq000000000000000W00o10101qq000019732A

 父ちゃんどこいったんだよ。と思ったら、6月ぐらいにすでに父ちゃん推しもやってたんですね。