AかBか、正解はどっち?
答えはBである。
Aにした場合、窓側に人が座る可能性が高い。また、もし窓側とその隣が両方埋まった場合、彼ら彼女ら2人のいずれかがトイレに立つたびに席を立たなければならない。
しかしBの場合は、自分の席を通過してトイレに行く人間は満席だとしても1人。また、上述したように隣席が空く可能性は高い。運がよければ右隣3席が空席のままだ。このように通路側と一口に言っても、窓側からの並びの通路側と通路に挟まれた通路側では条件が異なることを頭に入れておきたい。
こんどは、予約をしてから搭乗までの間、座席指定をどのようにすればよいのか考えてみたい。予約時点から実際に出発する前日までは、ウェブでつねに確認できるうえ、よりよい条件の座席があればそちらに変更することも可能だ。たとえば、自分の隣の席が埋まってしまったら、隣席が空いている席に変えるのだ。
しかし、事前にウェブ上で座席指定できる席の数はかぎられており、それらが必ずしもベストの座席というわけではない。シートアサインの状況は搭乗当日にかなり動く。筆者は空港に向かう鉄道やバスのなかでもスマホで航空会社のホームページにログインし、座席変更をすることが少なくない。
空港チェックイン時に自動チェックイン機があれば、シートマップを確認。ここでよりよい条件の座席があれば即座に変更する。チェックイン機がゲート周辺にあるなら、すでにチェックインをしてボーディングパスが発行された後でも、何度でも座席を変更して、ボーディングパスを出し直すことができる(ただしチェックインが締め切りになる時間まで)。
最後に座席指定のウラ技を2つ。
飛行機には当日チェックインカウンターでないと予約ができない「空港調整席」がある。チェックインの締め切り時間がせまっているときなどには、この調整席をアサインしてくれることも少なくない。
また、チェックインカウンターで「現時点で4席並びで空いている席はありますか」と聞くという方法もある。もし、空いていればグランドスタッフが「今後埋まるかもしれませんが…」と念押ししながらこうした座席を案内してくれることも少なくない。前回の記事で飛行機の機内に入ってからが重要だと書いたが、事前に事実上4席が確保できる状態で搭乗することも。
飛行機の座席のアサインについてはまだまだ書くべきことがあるので次回以降の記事でまとめてみたいと思う。
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