2010年の『高校生クイズ』で優勝した開成高校チームで「イケメンすぎる!」と話題になった田村正資さん。クイズで時の人となった高校生はその後、どうしていたのか? 同じ優勝メンバーでもあり、現在でも親交があるという伊沢拓司さんへの思いもお聞きしました。(全2回/前編より続く)
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「生身の状態で田村を校内にうろつかせないでくれ」
――最後の『高校生クイズ』を優勝で飾り、やっと受験モードに入れると思いきや、前年に勝る勢いで「イケメン開成生」と話題になります。しかもこのタイミングで開成高校の文化祭が開催されました。
田村 毎年、『高校生クイズ』が放送された1週間後くらいに開成の文化祭なんですよね(笑)。そのおかげでクイズ研究部のブースも大変な盛況でした。開成中学・高校を目指す男の子に「憧れてるんです。握手お願いします」と言われて握手をしたり。クイズ研究部のブースに全部で6000人ぐらい来ていただいたと思います。
――えっ。クイズ研究部だけで6000人?
田村 さすがに人が多くて驚きました。もともと開成の文化祭は来場者が多い方だとは思うんですが、全体でも3万人でしたから。
――そして、あまりに田村さんの人気がすごすぎて、“田村正資移送作戦”も行われたんですよね?
田村 そんなこともありましたね(笑)。文化祭準備委員会から、予期せぬ混雑が発生するとトラブルになるから「生身の状態で田村を校内にうろつかせないでくれ」と言われたので、伊沢に段ボール箱をかぶせて、僕の名札を付けてもらって囮となって移動してもらっていました。その間に僕が馬の被り物をしてコッソリ移動する(笑)。
――文化祭の中ではクイズ研究部が一番人気だったんじゃありませんか?
田村 開成の文化祭には最後に成績発表じゃないですけど、お客さんからの投票で決まる賞レースみたいなものがあるんです。優勝行けるんじゃないか? と思っていたんですが、惜しくも2位に終わりました。それでも、「なんでそんな部活入るの?」とまで言われたクイズ研究部が文化祭で2位になるところまで来た。大変でしたが、良い思い出ですね。