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 そこで山里が習慣にしているのは、クヨクヨと悩む前に一度、嫌な思いをノートに全て吐き出すということだ。例えば、以下のように書くという。

〈たくさんの芸人さんがいる席で僕に「お前だけは芸人と思ってないから」と言ってきた大物作家を許さない。どんなに遠回りになってもいいからそいつの仕事はしない。それが向こうのダメージになるようにそれ以外の人たちのために全力で頑張る〉

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勝利のための公式を作っていく

「思いを書き込んだら、それで悩むのは終了です。すぐに、そいつをぶっ潰すためにはどういう努力が必要なのかを考える。そうやって勝利のための公式を作っていくと、ただのストレスを、自分が頑張るための燃料に変えることができます。例えば、『あいつを潰すために、面白いネタを10個考えるまで寝てはいけない』と自分自身に課す。そうするとあんなクソ野郎でも、ネタを考えるための原動力にはなるんです。10個考えた後は、『褒めてやるよ、バーカ』と思って寝ます」

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文藝春秋9月号

 その他にも、劣等感や嫉妬心の扱い方、先輩との気を使う飲み会への対処法など、現代のビジネスマンにも必見のアドバイスが満載。山里が結婚後の心境、これまでの芸人生活を語った「結婚しても『嫉妬』が僕の原動力です」の全文は、「文藝春秋」9月号に掲載されている。

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