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天皇陛下がおことばで述べられた「水と災害」
「Ray of Water」という曲名には、水に差し込むまばゆい光、という意味が込められているという。天皇陛下は「水」への強いご関心をお持ちであることで知られる。
天皇陛下は国民祭典でのおことばの中で、水と災害についても述べられた。「即位から約半年、多くの方々から寄せられる気持ちを、うれしく思いながら過ごしています。また、この間、様々な機会に国民の皆さんと直接接し、皆さんの幸せを願う思いを、私たち二人で新たにしてきました」と、雅子さまとの思いであることを強調された後に、台風19号の被害についてお見舞いのお気持ちを示された。
「先月の台風19号を始め、最近の大雨などによる大きな被害に、深く心を痛めています。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、被災された方々にお見舞いを申し上げます。寒さが募る中、避難を余儀なくされ、生活再建が容易でない方が、数多くおられることを案じています。復旧が進み、被災された方々が、安心できる生活が一日も早く戻ることを心から願っています」
雅子さまはおことばを述べられる陛下を見つめられながら、その頬には涙が光っているようだった。