昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2019/11/13

genre : ニュース, 政治

徹底した官邸の「コントロール」

「身の丈発言 火消し優先」(毎日新聞11月2日)

 例の英語民間試験延期の内幕を書いているのだが、「自民党文教族議員」の言葉が載っている。

「萩生田氏は安倍晋三首相の側近中の側近。野党は政権に最もダメージを与えられる萩生田氏を攻め、逆に官邸は萩生田氏が次のターゲットにされるのを嫌った」

 決断の背景に与野党攻防。つまり延期決定は生徒のためではなかった。

萩生田光一氏 ©︎文藝春秋

 読売新聞でもこう書かれている。

「『深手』回避 官邸動く」(11月2日)

 異例の決定の背景には《首相官邸が政権運営への危機感を強め、議論を主導したことがあった》。

 そして《英語民間試験を巡っては、多くの問題があるにもかかわらず、事実上放置してきた官邸の責任は否めない》と、政権と親和性が高い読売にも言われている。

 マズいと思ったら慌てて幕を引く。大臣2人はすぐに辞めさせて口を封じ、英語民間試験延期はあたかも萩生田大臣の英断のようにみせる。

©JMPA

 しかしそこまで徹底して見える官邸だが、ここにきて意外なところが注目され始めた。

「桜を見る会」である。