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北朝鮮がミサイルを発射したら……「GSOMIA失効」で困るのは、日本ではなく韓国だ

歴史問題と安全保障を同次元で捉えることが間違っている

source : 提携メディア

genre : ニュース, 国際, 政治

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北朝鮮のミサイル打ち上げによる挑発や中国とロシアの軍事演習は、韓国のGSOMIA破棄決定によって日米韓の軍事協力が弱体化しつつあるとみなされた結果だろう。

「米韓同盟に亀裂が生じて米国を追い出したい中国が喜ぶ」

一度、日韓の軍事協定を失効させてみるのもいいだろう、と考える沙鴎一歩と違い、産経社説はかなりGSOMIAに重点を置いている。

最後に産経社説はこう主張する。

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「GSOMIAがなくなれば、朝鮮半島をはじめとする北東アジア地域の有事への米国の即応態勢に大きな支障が出る。米韓同盟には深刻な亀裂が生まれる。地域から米国を追い出したい中国は喜び、米韓同盟を消滅させるべく、韓国に硬軟両様の働きかけを強めるに違いない」

アメリカのエスパー国防長官と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が11月17日、バンコクで会談して11月中旬に予定していた米韓両空軍による合同訓練の延期を決めた。

アメリカが合同訓練に反発する北朝鮮を忖度し、米朝非核化協議を再開させる狙いがあるのだろうが、沙鴎一歩の目には米韓同盟の亀裂の始まりのように見えてならない。

韓国に駐留するアメリカ軍の来年の経費をめぐってアメリカと韓国の両政府による3回目の協議も、11月18日からソウルで行われていたが、米韓の考え方や立場の隔たりが大きく、19日に協議は夕方までの予定を早く切り上げて終了した。協議の決裂だ。年内の妥結は難しいというが、これも亀裂の始まりかもしれない。

北朝鮮がミサイルを発射したら……「GSOMIA失効」で困るのは、日本ではなく韓国だ

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