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深すぎる「沼」 プロ向け工具メーカー「マキタ」の掃除機を推すこれだけの理由

深すぎる「沼」 プロ向け工具メーカー「マキタ」の掃除機を推すこれだけの理由

強力バッテリーが「災害への備え」として抜群の性能を発揮する

2019/11/25

ゴミ捨てのストレスを劇的に減らすオプションパーツ

 2018年1月、オプションパーツに「サイクロンアタッチメント」が追加され、画期的だと各所で評判です。

サイクロンアタッチメントを装着したところ

 これはサイクロンでゴミを遠心分離するパーツで、価格もカタログ記載価格3500~3700円(税別)とお手頃。ゴミは水色のカップに集められるので、クリーナ本体にほとんど入り込みません。そのため、集じん方法はどちらでもいいのではないかとすら思えてきます。ゴミ容量も格段にアップするので、ゴミ捨ての回数も減らせます。本体から出っ張るため、家具の下などが掃除しづらくなるというデメリットもありますが、それを差し引いても優秀なパーツです。

ゴミ捨てライン。カプセルはなかなかの容量があります

バッテリーは2個以上がいい。そして「沼」へ――

 今回、最新の最上位モデル「CL281FDRFW」に18V・6.0Ahのバッテリーを組み合わせて使用したところ、猫を多頭飼いしている1DKの掃除だと1回の満充電で約10回、ゴミ捨てはその間1回のみで済みました。ちなみに「標準」モードでも十分と先述しましたが、猫砂や食べこぼしのドライフードを吸い込むには不十分で、おもに「強」モード、ときどき「パワフル」モードを使用しました。

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猫です
 

 使うたびにバッテリーを外して充電するのは手間なので、バッテリーをもう一つ追加するのが“災害への備え”の観点ではよさそうです。連続使用時間の短さもカバーでき、満充電のバッテリーを常に1個はキープできます。

「沼」展開する製品として有力なのは、USBアダプタ、ライト、ラジオあたりでしょうか。手持ちのバッテリーの数を少なくしたいなら、ライトとラジオを兼ねたタイプもありますし、USB充電ポートを備えたものもあります。何日間の停電を想定するか、家族構成、自宅の災害リスクなどによって選び方は変わってくるので、いま一度自分のライフスタイルを振り返って検討したいところです。

深すぎる「沼」 プロ向け工具メーカー「マキタ」の掃除機を推すこれだけの理由

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