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2019/12/02

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会, 政治, 歴史

堂々と王道をいけばいい

©文藝春秋

 現在の天皇家をさかのぼると、第119代の光格天皇が即位するとき、皇統断絶の危機がありました。急逝した後桃園天皇に、幼い内親王しかいらっしゃらなかったからです。傍系の血筋を引いている方を探し、幾世代もさかのぼって探しましたので、手間取りました。空位を避けるために崩御を伏せ、ようやく見つけたこの方を後桃園天皇の養子にして践祚させるという段取りを経た後、初めて天皇崩御を公表したのです。

 神武天皇以来、2千数百年の歴史を男系男子でつなぐためには、さまざまな危機がありました。それでも、民族の知恵で私たちは乗り越えてきたわけです。その結果が、国民皆が受け入れている、今の私たちの皇室です。

 現在の皇室は、光格天皇のときよりずっと恵まれていると思います。悠仁さまがいらっしゃるからです。このままご健康に成人なさって、結婚なされるのをあたたかくお見守りするのが、私たちの責任です。

 皇統の問題に関しては打算も利害もなく、誰もが善意で意見を言います。そのとき深く考えたいものです。そして気づきたいものです。女系を主張すれば廃嫡を意味するということに。女性天皇を認めれば、女系も認めざるを得なくなるということに。それは、今の日本国の天皇の在り方とは本質的に異なる天皇が誕生することを意味し、これから何百年も皇室を存続させることは非常に難しくなると思います。

 間違った方向へいかないためには、中途半端はやめて、すなおに男系男子の天皇に限るほうがいいのです。日本の伝統を守るには、堂々と王道をいけばいいと思います。

 皇籍復帰するかもしれない旧宮家の方々には、改めてお覚悟を持っていただく必要があります。私たち国民も日本の長く深い伝統を踏まえて、日本国の在り方の基本を大切にする覚悟を持ち、努力したいものですね。大切なことは、ずっと昔からの伝統に基づいて、また憲法にも皇室典範にも明記されている男系男子の方針を堅持するという最も大切なことを守り通すことです。

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