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2019/12/02

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会, 政治, 歴史

旧宮家の方は時間をかけて馴染む

 女性宮家の創設にも、私は反対です。なぜなら、女性宮家から女系天皇につながる可能性が大いにあるからです。先程も少し別の形で触れましたが、愛子さまが結婚なさっても降嫁せず、女性宮家をお作りになり、やがてお子様が生まれます。玉のような賢い男の子だったとします。するとやはり「次は、あの方でいいのではないか」という議論が起こるでしょう。お顔を見たら可愛いとか、利発そうだとか国民の心も動かされると思います。

 とはいえ、現在の皇位継承有資格者は、秋篠宮さまと悠仁さま、常陸宮さまの3人だけですから、この先大丈夫なのかという心配はもっともです。皇族の方々の数をふやし、悠仁さまをはじめ、現在の皇室を支えていく体勢作りが必要です。

秋篠宮ご夫妻と悠仁さま ©JMPA

 日本には、GHQによって無理やり臣籍降下させられた11宮家の人たちがいらっしゃいます。中には絶えてしまったお家もありますが、きちんとした生活を維持して、男系男子をたくさんお産みになっていらっしゃるお家もあります。

 日本が戦争に負けたという政治的な理由だけで、皇族であることをおやめなさいといわれた人たちですが、お血筋はきちんとつながっています。皇族にお戻りいただくことに、何の問題もないはずです。

「戦後70年も俗世にまみれた人たちが、今さら皇籍に?」という反対意見も聞きます。まず誤解があるのは、臣籍降下させられて今は民間にいらっしゃる元皇族の方々が皇籍に復帰するとしても、この世代の方々は決して天皇にはならないことです。なぜなら、悠仁さまが即位されて崩御なさるまで、少なく見ても今から70~80年はあるでしょう。2世代半から3世代に匹敵する時間です。悠仁さまのご成婚があり、男子がお生まれになれば、その方がお継ぎになるわけですから、百年先までも現在の皇統が続く可能性が高いのです。

昭和天皇とマッカーサー 

 皇族に復帰なさった旧宮家の方たちがお役に立つときが来るとしたら、悠仁さまに男のお子様が生まれない場合でしょう。それはずっと先のことで、この方々はその間に皇族として国民である私たちに馴染んでいかれるはずです。

 統計学的に見て、天皇家以外に4宮家があれば、男系男子でつないでいくことが可能だそうです。4宮家に皇籍復帰していただければ、男系男子を保つことが可能になります。お子様がいらっしゃらない宮家や断絶しそうな宮家の家族養子となって継ぐこともひとつの方法です。あるいは生まれたばかりの赤ちゃんを宮家にお預けして皇族として育てるとか、いろいろな方法があるはずです。

 絶対に男子を産まなければいけないというプレッシャーの中、悠仁さまに嫁ぎたいと思う女性が現れるのかという危惧に対しても、4宮家が後ろに控えていれば、安心は増すことでしょう。