文春オンライン

めまい、肩凝り、腰痛……その症状、実は「天気痛」です!

なぜ天候の悪い日は体調も悪くなるのか?

note

日本では少なくとも1000万人が天気痛に悩んでいる

「人間は温度と湿度に関しては、皮膚にセンサーがあって瞬時に感知します。一方、気圧が人体に及ぼす影響は、高山病や深海医学など特殊環境生理学では扱われていたのですが、気象の変化に目を向けられることはありませんでした。エレベーターや飛行機に乗ると耳が詰まることから、気圧センサーが耳にあるとは予想していたものの、今回、動物実験で直接的な証拠を掴んだことは大きなブレイクスルーだと思っています。気圧センサーが気圧の変化を感じると、脳がストレスと受け止め、自律神経を刺激する。自律神経のうちの交感神経が活発になれば、血流障害や筋肉の緊張が生じ、痛みの神経が発火する。副交感神経が活発になれば、だるくなったり眠くなる――これが天気痛のメカニズムです」(同前)

©iStock.com

 国内に少なくとも1000万人の患者がいると見られる天気痛だが、生まれもった気圧センサーの感度は人によって違うという。果たして、あなたの天気痛はどのようにすれば改善されるだろうか。

ADVERTISEMENT

出典:「文藝春秋」12月号

「文藝春秋」12月号および「文藝春秋 電子版」に掲載されている「めまい、腰痛……その症状『天気痛』!?」では、佐藤氏が、天気痛外来でも実際に使用している「15項目のチェックリスト」や、症状を分析するために必要な「痛み日記」のつけ方、自宅でも簡単にできる天気痛予防のマッサージ方法などを詳しく紹介している。

文藝春秋

この記事の全文は「文藝春秋 電子版」で購読できます
気象病 めまい、腰痛……その症状「天気痛」!?
めまい、肩凝り、腰痛……その症状、実は「天気痛」です!

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文藝春秋をフォロー