『レオン』の美少女も、今や二児の母。ナタリー・ポートマンが長女アマリアちゃんを出産したのは、米時間先月22日。26日のオスカー授賞式は、「出産が近いので」という理由で欠席したが、実はもう生まれていたというわけだ。
それに、どうせ主演女優賞は『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンだった。だが、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のポートマンの演技も、実は凄いのである。
ジョン・F・ケネディが暗殺された直後に焦点を絞ったジャクリーン・ケネディの伝記物。途中、フラッシュバックも出てくるが、基本的に、彼女はずっと悲しみのどん底にいる。
「それはあまりに残酷な状況。その気持ちを想像するのは難しくなかったわ。今では、あの時の映像を見ると、最初から泣いてしまうの。次に何が起こるかわかっているから」
ポートマンに声をかけたのは、ダーレン・アロノフスキー。当初は彼が監督し、事実婚状態にあったレイチェル・ワイズが主演するはずだったが、ワイズをダニエル・クレイグに略奪されてしまうはめに。そんなわけで、『ブラック・スワン』で組んだポートマンを主演に据え、アロノフスキー自身はプロデューサーに留まると決めた。『ブラック・スワン』はポートマンを初のオスカーに、今作は新たなノミネーションに導いている。
「ダーレンには感謝してやまないわ」とポートマンが言うのも、納得。ワイズにしたらやや悔しいかもしれないが、ジェームズ・ボンドと結婚できたんだし、まあいいか!?
映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
3月31日、日本全国公開。
http://jackie-movie.jp/