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一般の乗客にもドレスコードは存在する?

 さて、機内でのドレスコードの問題は何も航空会社の関係者にかぎった話ではない。一般の乗客はよほどことがないかぎり、服装を理由に搭乗を拒否されることはない。しかし飛行機が公共の空間である以上、暗黙の了解としてのドレスコードは存在する。とりわけビジネスクラスやファーストクラスでは、ある程度きちんとした格好でいるにこしたことはない。ステテコで搭乗しても拒否されることはないだろうが、他の乗客からは白い目で見られることは必至である。

 上述したドレスコードは社員が私服でいるときに適切だと定めたものだ。しかし多くの場合、私服になればだれが社員かどうか判断できないわけだから、上述のドレスコードはそのまま、キャビン内でほかの乗客から白い目で見られないようにするための基準として私たちが適用できるという考えもある。

 もっとも、ドレスコードが重要なのは、搭乗時と到着時にかぎる。ロングフライトでは航空会社から寝具が提供されることも考慮すれば、フライトの間はある程度ラフな格好でくつろいでもかまわないだろう。

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 ちなみにこうしたルールにしばられない飛行機がある。それはプライベートジェットだ。ドレスコードよりもはるかにハードルが高いが……。

 みなさんは航空機内のドレスコードについて、どう思われるだろうか?