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自作言語『Blawn』を作るモチベーションは?

――「これを作ってみたい」という気持ちがプログラミングのモチベーションとおっしゃっていましたが、『Blawn』はなぜ作ったのでしょう?  

上原 他の言語を使っていて、「これってもうちょっとシンプルにできそうなのに」と思うことは多々あるんです。そういうアイディアって、いざ実装しようとすると難しかったりするんだけれども、実現不可能ではないんですよね。『Blawn』は、そういったアイディアを盛り込んだ言語です。

 可読性が高い、メモリが安全、実行速度が速いという点で評価していただいたんですけれども、特徴的なのは、例えば型を宣言しない(注4)こと。型宣言がないとソースが読みづらかったりもするんですが、今はそれをカバーするツールがあるので。 

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(注4)……プログラミングでは、想定しない動作を防ぐため、変数がどんなことに使われるかを事前に定義するものが多い。これを「型宣言」というが、いちいち宣言を書くのは手間がかかるという欠点もある。

苦手なのは、クラスメイトにも驚かれるんですけど、数学です

――開成中学では、プログラミングをやっている人ってどれくらいいるんですか。  

上原 週1で、基本的なことを教わるプログラミングの授業はありますが、個人としてやっている人はあまりいない印象ですね。

 自分のクラスには、自分を含めて2人ぐらいいますが、これは割と多いほう。ゼロのクラスもあると思いますし、学年300人に対して10人いるかいないかぐらいだと思います。  

――予想していたより少ないかもしれません。KCLC(コンピューター部)の人数は?  

上原 中1から高3が所属しているんですけど、普段アクティブに来ている人は10人以内かな、と。  

――レベルは、どうでしょう。  

上原 ばらつきはありますが、全体的なレベルは高いと思います。新入生はもちろん初心者なんですけど、上級生になると本当にすごい人がいて。

 ちょっと専門的な話になっちゃうかもしれないんですけど、Rustといういろいろなところで使われているメジャーな言語があって、その開発に参加している先輩がいるんです。   

――いわゆる受験勉強は得意ではないとおっしゃっていましたが、学校の授業で得意な科目や、苦手な科目は?  

上原 苦手なのは、暗記と、あとクラスメイトにも結構驚かれるんですけど、数学です。一番できるのは、現国の、特に記述系と、音楽。音楽は趣味としてもやっていて、ギターも弾きます。