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ギターでも「プログラミングと繋がっているな」と思うこと

――プログラミングって、誤解しない文章を書いて、読むことが本質なので、国語がお得意というのは分かる気がします。音楽とプログラミングが繋がっているなと感じることは? 

上原 今、ギターのコード進行に興味があって。普段聴く曲って何かロジックに沿って作られているんだと思うんですけど、そこに興味が向くのは自分がプログラミングをやっているのと関係があるのかもしれません。プログラミングの文脈でも、非直感的な挙動が、実は何かの制約や、ロジックに沿って動いている結果だったりするので。

 

――ちなみに、好きなアーティストはいるのですか?

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上原 King Gnu、millennium parade、崎山蒼志あたりです。ロックやシティポップが好きですね。

――King Gnuといえば、紅白出場が決まったバンドですね。今年の紅白は見る予定ですか?

上原 見ようと思っています。

ハッカーの世界が気になる

――将来は、どんな職につきたいのですか。   

上原 コンピューターサイエンス関連につきたいとは思っています。最近はセキュリティー分野が面白いなと思うので、そっちにも今後手を出してみようかな、と。  

――具体的には、セキュリティー分野のどんな部分に惹かれた?  

上原 たとえばハッカーが、あるいはクラッカーが、と言ったほうがいいのかもしれませんけれども、コンピューターに侵入して意のままにコンピューターを操作するみたいなことって、実際どうやってるのかって結構不思議だと思うんですよね。

 だから、これも「そもそも、それってどういう仕組みなの?」ってところがきっかけですね。特にリバースエンジニアリング系、通信系がおもしろいなと思います。  

――『Blawn』は、これからどうなっていくのでしょう?  

上原 自分の個人プロジェクトとしては唯一形になったものなので、続けていきたいです! 実用言語にするまでの未実装のアイデアがいくつかあるので、それも含めて今後、維持発展はしていきたいと思います。

写真=末永裕樹/文藝春秋

U-22プログラミング・コンテスト2019について
次代のITエンジニアの発掘・育成を目的に1980年より通商産業省(現・経済産業省)が開催。2014年の民間移行後はコンテスト主旨に賛同する協賛企業支援のもと、実行委員会主催として開催を継続、40回目を迎えた。

公式サイト:https://u22procon.com/