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再開当初は味が変わったと常連さんにずいぶんお叱りを受けたそうで、味を再現するのがいかに難しいかを実感したそうである。でも、いまはコツもだいぶわかってきて、安定してきたと言う。
最近は、ただ味を継いでいくというだけでなく、いろいろ模索しているようだ。メニューを眺めてみると、以前にはないお品書きがいくつかあった。
「べにたまそば」(500円)、「すじ肉まみれカレーそば」(700円)、「鴨まみれそば」(700円)などである。サイドメニューに天むすも登場している。
そこで、「べにたま」をひもかわで追加注文することにした。
紅ショウガと玉ねぎがどっさり「べにたま」
待つこと数分。登場したどんぶりには、紅ショウガと玉ねぎのバラ天がどっさりのっている。麺が全く見えないすごいボリュームだ。別盛りもできるという。
麺を引っ張り出して、食べてみると紅ショウガの塩味が程よく感じられ、かけそば(ひもかわ)系というより混ぜ麺に近いような印象だ。備え付けのショウガを1匙加えて食べるとまた旨味が増していく。アツアツのひもかわもこの時期、最高だ。
博多うどんでも、ささがきごぼうのバラ天などが人気になっている。樋口さんの会社のある福岡博多の味をアレンジしてメニューに追加しているというところがなかなかよい。