ホテル評論家として2019年の1年間でホテルに宿泊したのは約260泊。そのなかで本当に泊まってよかったといえるのはどこなのか――。

1月~4月編」、「5月~8月編」、「9月~12月編」と3回に分けてお届けするこの企画。5月~8月編の今回、さっそく5月から始めよう。

■05月01日(水) ホテル ブリランテ武蔵野(埼玉県さいたま市)

ホテル ブリランテ武蔵野(埼玉県さいたま市)

 東京近郊でホテルを探す場合、埼玉の京浜東北線沿線は注目だ。中でも浦和から大宮にはデラックスからビジネスまで多様なホテルがある。特にビルが林立するさいたま新都心は都市型眺望という点でも優れている。地下駐車場からエレベーターで直行できるロビーは広々と開放的で高級シティホテル然としている。

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ホテル ブリランテ武蔵野(埼玉県さいたま市)

 質感の高い客室は落ち着いたインテリアも好印象。連動型コンセントの表示など細かい気遣いも光る。何より利用しやすい料金が嬉しい。

■05月08日(水)大江戸温泉物語TAOYA志摩(三重県鳥羽市)

大江戸温泉物語TAOYA志摩(三重県鳥羽市)

 旧タラサ志摩ホテル&リゾートが「大江戸温泉物語TAOYA志摩」へリブランド。大江戸温泉物語初のリゾートホテルタイプの施設、かつ新たに温泉施設も誕生したということで出向いてみた。隅々まで本当に工夫が光る。客室の大型エアコンや冷凍室もある冷蔵庫にウォーターサーバーは嬉しいアイテム。

大江戸温泉物語TAOYA志摩(三重県鳥羽市)

 大浴場の前には無料の生ビールサーバーが。朝食にはフリーフローのスパークリングワインも。なんと夜食まで無料。これで1泊2食1万円台前半とは驚き。

■05月09日(木)インフィニートホテル&スパ南紀白浜(和歌山県白浜町)

インフィニートホテル&スパ南紀白浜(和歌山県白浜町)

 南紀白浜の高台に位置し白浜を一望。オーシャンビュー・ラナイスイートにはプライベート露天風呂、大浴場はインフィニティ、いずれも上質な温泉の源泉掛け流しという贅沢さ。

インフィニートホテル&スパ南紀白浜(和歌山県白浜町)

 中でも源泉かけ流し展望風呂「昴」は、奥に海原の絵画が飾られているような荘厳かつ幻想的な雰囲気。レストランも多彩。特にオススメはプールサイドのガーデンレストラン ジョヴァンニ。小粋なイタリアンで南紀白浜ならではの旬のシーフードが満喫できる。