「KAT-TUN」の元メンバー、田中聖クンの大麻所持容疑での逮捕報道に、ボクら“ハイフン”(「KAT-TUN」ファンのことをこう呼ぶのヨ)には衝撃が走ったワ。正直、怒りよりも「残念!」という気持ちが強い。初代六人のメンバーが三人にまで減った後、昨年五月の東京ドームコンサートを最後に「充電期間」に入った。亀梨和也クン、上田竜也クン、中丸雄一クン、三人それぞれの頑張りを見てきた一年だったから。
ボクのハイフン歴は六年。「シューイチ」(日テレ系)で中丸クンと共演したのがきっかけ。イケメンだけど生真面目で、お上手が言えない。いつも“ありのまま”で素朴な人柄に惹かれたの。ボク、「中丸担」としてハイフンの間では有名なのよ♥ コンサートに行くと「尾木ママ!」って、中丸担の人達が団扇をサーッと上げてくれる。この連帯感がたまらないワ(笑)。みんな温かくて、脱退したメンバーのファンも、「KAT-TUN」を応援し続けている人が多いのよ。
手先が器用でセンスのいい中丸クン。運動神経抜群で、今年はコメディーの舞台にも初挑戦した上田クン。持ち前の演技力に磨きをかけて、新作映画が立て続けに公開された亀梨クン。それぞれが自分の魅力を更に伸ばし挑戦している姿に、再出発を願うハイフンの一人として、ボクも勇気づけられていたの。
田中クンは「ちょいワル」キャラでファンをハラハラさせる。でも歌はうまいし人情味が深い。一緒に仕事をした人で彼を悪く言う人はいない。この原稿を書いている時点で彼はまだ容疑を否認してるから、断定的なことは言い難いけど、ボクの教育者としての経験からすると「ちょいワル」は、なまじ人がいいだけに更生が難しいの。まずは抜本的に生活や友人の環境を変えなきゃ! でも、ずっと応援してるからネ。