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「まいにちはまいにちおなじじゃない」

「まいにち」

いつのまにか
きのうがどこかへいってしまって
きょうがやってきたけど
どこからきたのかわからない
きょうはいつまでここにいるのか
またねてるあいだにいってしまって
まっててもかえってこないのか

カレンダーにはまいにちが
すうじになってならんでるけれど
まいにちはまいにちおなじじゃない
ハハがしんでチチがひとりでないていたひ
そのひはどこへもいっていない
いつまでもきょうだ
あすがきてもあさってがきても

 今日はありがとうございました。中野さん、ありがとうございました。

中野 ありがとうございました。素敵です。楽しかった~~!

司会 最後に、今日のお客さまを代表して油井様と北野様からお二人に花束を贈呈していただきます。

(観客のお二人から花束が贈られる。内田也哉子さん、中野信子さんが客席に降り、拍手に送られ客席の間の通路を通って退場)

 

text:Atsuko Komine
photographs:Kiichi Matsumoto

*内田也哉子さんが朗読した詩の出典:谷川俊太郎『バウムクーヘン』ナナロク社、2018年

プロフィール

うちだややこ/1976年東京都生まれ。著書に『会見記』『BROOCH』など、翻訳絵本に『たいせつなこと』『岸辺のふたり』『恋するひと』。近著『9月1日 母からのバトン』(ポプラ社)では、母・樹木希林さんが亡くなる直前の9月1日に「死なないで、死なないで……。今日は、大勢の子どもが自殺してしまう日なの」と呟いていたこと、娘の也哉子さんが託された思いを綴った。

なかののぶこ/1975年東京都生まれ。脳科学者。医学博士。認知科学者。『ヒトは「いじめ」をやめられない』『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』『不倫』『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』『女に生まれてモヤってる!』(ジェーン・スーとの対談本)『キレる!』『引き寄せる脳 遠ざける脳』など脳科学から現代社会を斬る著書多数。

【内田也哉子さん、中野信子さんが連載中】

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