日本の芸能界もかまびすしいが、韓国の芸能界でも年明けにビッグニュースが。
トップスターの携帯がハッキングされ、私的な情報が流出したのだ。
「世の中は変わりました。イケメンの男性トップスターですから、キャリアに支障はないだろうと(本人は)信じたいでしょうけれども、女性たちはもうこれ以上許しません」
こんな声明文が「韓国サイバー性暴力対応センター」から出されたのは1月10日。同センターは、サイバー空間内の女性への性暴力問題の解決を目指す市民団体として知られる。
男性トップスターとは、日本でも韓国の大河ドラマなどで知られるトップスター、チュ・ジンモ(45)だ。
拡散したカカオトークの内容……女性を“品定め”
発端は、1月7日に所属事務所が、「チュ・ジンモの携帯がハッキングされ、プライバシーを侵害され、個人資料をマスコミに公開するという悪意ある脅迫を受け、代価として金品の要求を受けている。これについて法的に対処する」(ニュースエン、1月7日)とハッキング事件を公にしたことだった。
何者かが昨年11月、チュ・ジンモの携帯をハッキングし、それにより入手したチュ・ジンモの個人情報を元に金銭を要求してきたというのが事件の概要だ。その翌日、他にも同様の被害者がいるとしてソウル地方警察も捜査中であることを明らかにした。
このニュースが報じられると、ネット界隈では、金銭を要求するほどの情報とは何か、という話題のほうが膨れあがり、ついに3日後の1月10日には、チュ・ジンモのカカオトーク(韓国で主流のメッセンジャー)での内容がネットで瞬く間に拡散。やり取りの相手としてチュ・ジンモの芸能界きっての親友と言われ、韓流四天王の一人といわれたチャン・ドンゴン(47)の名前が挙がった。
ネットで拡散したメッセージは2013年頃のものといわれる。そこでは、水着姿やきわどい露出をした女性の写真が共有され、それぞれの女性を“品定め”ような内容が書き込まれていて、前出の韓国サイバー性暴力対応センターは、「パワハラによる性売買の状況も含まれていた」と糾弾している。