韓国で広がる「4B」、男性不信も原因?
この事件で名前が挙がったのは、チュ・ジンモもメンバーだった芸能界きってのイケメン野球チーム「プレイボーイズ」の面々だ。前出のチャン・ドンゴンは韓国では言わずと知れたトップスターで、2010年に女優と結婚し、1男1女がいる。この他にも、現在ドラマが大ヒット中のヒョンビンなどの名前が挙がっており、ヒョンビンの所属事務所は15日、「あらゆる虚偽と悪意的な噂に関連した資料を収集している」とし、法的措置についても言及。チャン・ドンゴン側は沈黙を貫いたままだ。
冒頭の声明文では「あなたたちは、チョン・ジュニョン事件や、各大学でグループチャットをきっかけに起きた性暴力事件などの前身であり、彼らの言動が許されてしまう世の中を作った直接要因です」と非難している。
最近、韓国では「4B」という言葉が若年層の女性たちの間で流行しているという。「恋愛、セックス、結婚、出産」をしない女性のことで、Bが韓国語で「非=ビ」の発音と同じなため生まれた造語だ。
この言葉が生まれた背景について、女子学生に訊いてみると「恋愛や結婚が面倒だということもありますけど、校内で隣に座っている男子がもしかしたら性的に女性を誹謗しているかもしれないと思うと怖くて恋愛に踏み切れないというのもひとつの事実としてあります」という答えが返ってきた。
相次ぐハッキング被害、1億円要求するケースも
チュ・ジンモ携帯ハッキング事件から2カ月、犯人たちが捕まる気配はなく、「チュ・ジンモハッキング事件2カ月め、警察捜査は難航?」(YTN、1月26日)や「チュ・ジンモ、携帯ハッキングしたハッカー捕まるか? 捜査長期化の兆し」(女性朝鮮、同)という報道が出始めている。
韓国では、チュ・ジンモの携帯ハッキングに続き、有名シェフの携帯もハッキングされたことが明るみに出た。同一のハッカーの仕業かどうかは分からないが、この他にも俳優やアイドル、監督などが同じような手口で金銭を要求されていると報じられている。金額は日本円にすると500万円から1億円を要求していたケースもあるという。