「文藝春秋」2月号の特選記事を公開します。(初公開 2020年1月30日)
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秋篠宮家の長女、眞子さま(28)と小室圭さん(28)との「ご婚約」延期が発表されてから、2020年2月で丸2年が経とうとしている。
眞子さまの婚約内定会見から約10カ月後に、日本郵船勤務の守谷慧さん(33)と婚約内定を発表された高円宮家の三女、守谷絢子さん(29)は、既に昨年11月に第一子となる男児を出産している。
2年という歳月は、決して短いものではない。なぜ無為に時間ばかりが過ぎ、解決の糸口も見えていないのか。「文藝春秋」編集部がその「原因」を探った。
秋篠宮家にとって大事なのは“法律の是非”ではなかった
秋篠宮家には「3つの誤算」があったと明かすのは、宮内庁関係者だ。
「まず圭さんが婚約を辞退しなかったこと。2つ目に、お金がないから無理だろうと思っていた圭さんの留学も、支援者が現れてニューヨークの大学に留学することになったこと。そして何よりご夫妻にとってショックだったのは、金銭問題について眞子さまが圭さんの側についてしまわれたことでした」(宮内庁関係者)
「X氏には借用書がない」
「(小室家とX氏が)借金問題について話し合った際の音声データもある」
「返さなくても法律的に問題ない」
小室家側はそう説明しているというのだが、秋篠宮家にとって大事なことは、当初から法律的な是非ではなかった。皇族の結婚相手に金銭トラブルがあることそれ自体が問題なのだ。結婚するのなら、その前に解消しなければならないというのが秋篠宮家の考えだった。
「眞子さまは音声データの存在を知っています」
しかし、こうした秋篠宮家側の説明も小室家の母子には通じず、むしろ眞子さまが小室家側に立ってしまわれた。
「眞子さまは音声データの存在を知っています。それが小室さんを信じる自信の一つになっているのです」(眞子さまの知人)
眞子さまが小室家側に立ったことは、職員にも意外なことだった。