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疑問4 パク社長が飲んでいる謎の飲料の正体は? 家政婦が作った「チャパグリ」とは?
グローバルIT企業のCEOであるパク社長は、帰宅後はルーチンのように真っ先に冷蔵庫に近づく。そして冷蔵庫のドアを開け、謎の飲み物を取り、その中身をがぶがぶと飲み干す。
パク社長が飲むこの飲み物は、「生脈散(センメクサン)」という漢方薬の一種だ。映画に漢方薬を提供したという漢方病院の説明によると、生脈散は夏バテを予防して元気をつける漢方薬で、高麗人参、五味子、ヤブランなどの材料が入る。
パク社長だけでなく、多くの韓国人が日常的に漢方薬を飲んでいる。特に病気のためではなく、一種の強壮剤として、健康を守るための習慣となっている。パク社長が飲んでいた生脈散は30包で10万ウォン(約9200円)だという。上流層が好んで飲む、鹿の若角や麝香など高級材料が入った健康薬は1包で数万ウォンを上回るものも多い。
「パラサイト」で最も有名になった料理は「チャパグリ」だ。チャパグリとは、インスタントラーメンメーカーの農心が作った2種類のインスタント麺「チャパゲティ」と「ノグリ」との合成語だ。
韓国発の中華料理であるジャージャー麺「チャパゲティ」と、韓国式の辛いうどん「ノグリ」を混ぜて料理するので、ちょっぴり辛いジャージャー麺の味がする。作り方は、熱湯に2種類の麺を入れて5分ほど煮た後、湯切りして、チャパゲティとノグリのスープを入れて混ぜるだけ。
ヨンギョは、富裕層らしく高価な韓国産牛「韓牛」をトッピングしていたが、庶民は韓牛の代わりに目玉焼きやチーズなどをトッピングして食べている。