ソニーは2月24日、5Gに対応した新製品スマホ「Xperia 1 II(エクスペリアワン マークツー)」を今春発売すると発表した。
3つのカメラに加えて被写体との距離を測れるセンサーを搭載。高速連写やリアルタイムに人物の瞳にピントをあわせ続ける機能など、ソニーのレンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」で培った技術が満載されている。
5Gスマホは、すでにサムスン電子が「Galaxy S20」、シャープが「AQUOS R5G」を発表済み。いずれも日本で発売が予定されている。
日本ではいよいよ5Gが始まる。KDDIとソフトバンクが3月、NTTドコモが今春、楽天モバイルが6月からのサービス開始を予定している。
そもそも5Gとは何なのか。
GはGenerationの略であり、5Gとは第5世代の携帯電話サービスを指している。いま、スマホの画面には「4G」という表示が出ているが、3月からは世代が一つ上がるということだ(ただし、現行の4Gスマホでは5Gサービスは使えない。新たに5Gスマホを買い換える必要がある)。
5Gの世界ではあらゆるものに通信機能が載り、社会の仕組みが変わると期待されている。昨今、IT化によって産業構造を変える「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉がもてはやされているが、DXを推進するために5Gが欠かせないとも言われている。
ここ最近、世間やメディアの5Gに対する期待値が相当、高くなっているのだが、一方で課題も数多い。ここでは冷静に、リアルな5Gの実態をお伝えしたい。