昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

新型コロナ 香港の仰天マスク事情「日本のマスクがあふれ、100均商品が1500円まで高騰」

2020/02/26

 中国で新型コロナウイルスの流行が報じられた1月末以来、日本で慢性的なマスクの品不足状態が続いている。当初は在日中国人が中国の家族向けにマスクを大量に購入していたとみられるが、ウイルス禍が日本国内でも本格的に深刻化した2月なかばからは日本人による需要も上昇した。

 マスクの予防効果は限定的だという話もあるが、他人のくしゃみや咳による唾液の飛沫から自分を守れる効果は無視できない。顔が覆われることですこしでもウイルスに肌をさらさずに済むし、汚れた手で無意識に自分の鼻や口に触れる行為も防げる。

2020年2月4日、滋賀県某市の平和堂のドラッグストアで撮影。この時点ではミニサイズのマスクや保湿マスクは多少残っていたが、まもなくこちらも払底

 ゆえに現在1ヶ月以上も続いている極度のマスク不足は深刻な問題だ。未知のウイルスへの不安も相まって、市民の強い不満に結びつきつつあると言っていい。また、マスクと同様にアルコール消毒液の不足も深刻である。

「日本とはガラッと異なる」香港のマスク事情とは?

 いっぽう、中国と陸路境界(事実上の国境)を接して1月なかばから感染者発生に見舞われつつも、マスクをめぐる状況が日本とはガラッと異なるのが香港だ。今回の記事では、2月25日現在の香港の仰天マスク事情をご紹介しよう。

香港のホテル。宿泊の際は健康状況申告票(過去2週間以内の渡航地申告も含む)を記入した後、ハンドガン式体温計で発熱の有無を調べられる。連泊の場合は毎朝検査しないと、翌日のルームキーを更新してもらえない。