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では「遅延日数」のワースト10は?

 次いで遅延状況だ。こちらは1ヶ月(平日20日間)における遅延証明書発行日数をまとめたデータをもとにワースト10にまとめた。日数が同じ場合は10分超・30分超の遅延日数が多い路線を上位としている。

 

 こちらは東京メトロ千代田線が19.2日で1位、JR中央・総武線各駅停車(19.0日)、JR中央線快速(19.0日)が続く。上位はだいたい月に19日前後も遅延証明書が発行されている(つまり遅延している)。1カ月を平日20日とした上でのデータだから、もうほとんど毎日決まって遅れているというわけだ。

 なお、これらの路線はいつも長時間ストップしているわけではなく、データによれば人身事故などが原因であろう30分超の遅延は平均で1ヶ月に1日前後。約半分が10分以下の小さな遅れである。だからいいじゃん、ということではなくて結局のところ混雑しているから遅れるのである。そして遅れるからさらに混雑する……。

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1カ月の遅延日数が19.2日とトップの東京メトロ千代田線(撮影は小田急線内)

“通勤がツラい電車ランキング”1位~5位はどこ?

 というわけでここからが本題である。どんなに混んでいても遅れることが少なければまだ耐えられる。逆に遅れることが多くても混雑がそこそこならばなんとかなる。が、両方揃えばたまらない。そこで混雑率と遅延日数の2つのデータをもとに、筆者の独断も少々加味した“通勤がツラい電車ランキング”を作成した。まずはご覧いただこう。