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新サービス「NHKプラス」は放送を“テレビの前”から解放する【使い勝手を徹底解説】

新サービス「NHKプラス」は放送を“テレビの前”から解放する【使い勝手を徹底解説】

「朝ドラ」「大河」も見逃し再生可能。SNSでシェアも可能

2020/03/02

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, テレビ・ラジオ, 社会

note

「見逃し視聴」「追いかけ視聴」が可能

 ID登録を行うとどうなるのか?

 簡単にいえば「見逃し視聴」「追いかけ視聴」ができるようになる。どちらもハードディスクレコーダーなどで番組録画をしておけばできたことだが、ネットを使い、録画という事前の行為なしに使えるようになる。

 「見逃し視聴」は、番組放送終了後から7日間、その番組を、いつでも何度でも視聴できる、というもの。この機能、番組終了後7日、というところがミソだ。テレビをつけたらドラマをやっていたが、実は先週分を見逃していた……ということはけっこうあるもの。そんな時も「番組終了」までは再生が可能なので、まずは見逃し視聴で先週分を見て、その後に改めて今週分を見逃し視聴する……という使い方ができる。

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放送済みの番組を選んで、好きな時に見る「見逃し視聴」を実現。放送後7日間視聴可能。

 「追いかけ視聴」は、番組が始まってしまってからでも、好きな場所から視聴できる機能だ。番組の最初に戻って見始めてもいいし、好きなところから見てもいい。

「見逃し視聴」は、民放も無料アプリ「TVer」で実現していたものだが、放送のリアルタイム配信はまだ行っていないので、「追いかけ視聴」の方は、NHKプラスのみで行える。放送ではないが、テレビ朝日とサイバーエージェントが共同運営している「AbemaTV」では、見逃し・追いかけともに可能になっている。放送ではなくネット配信だから当然、とも言えるが。

 要は、放送開始から一週間の間の番組は、NHKプラスを介するといつでも視聴可能になるわけで、NHKの番組との接触機会が増えるのだ。