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新サービス「NHKプラス」は放送を“テレビの前”から解放する【使い勝手を徹底解説】

新サービス「NHKプラス」は放送を“テレビの前”から解放する【使い勝手を徹底解説】

「朝ドラ」「大河」も見逃し再生可能。SNSでシェアも可能

2020/03/02

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, テレビ・ラジオ, 社会

 実はとても簡単だ。

 まずスマホ(iPhoneとAndroid両方に対応している)なら、「NHKプラス」アプリを検索してダウンロードする。ダウンロードは無料だ。

iPhone版リンク https://apps.apple.com/jp/app/nhk%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9/id1497264915

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Android版リンク https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.nhk.plus

 PCとタブレットの場合、以下のNHKプラスのウェブサイトへアクセスする。iPadではiPhone版アプリも利用できるが、画面サイズなどの最適化が行われておらず、現状、iPad版開発の予定もないという。なので、ウェブサイト経由で利用した方がいいだろう。アプリでもウェブでも、機能は基本的に同じだ。

PC・タブレット版サイト https://plus.nhk.jp/

 アプリのダウンロードなどが終わったら、とりあえず開いてみよう。実はこれでもう「視聴」はできる。番組表示に利用登録を促すメッセージは重なっているが、放送と同じようにリアルタイム視聴する分には支障はない。

アプリやウェブサイトを開いただけだとこのような警告表示が出る。IDを登録すると消える。
視聴中の画面。右の赤い「LIVE」が、リアルタイム視聴の印。

 地上波が対象なので、視聴できるのは「NHK総合」と「Eテレ」。BSは見られない。また、映像の解像度は最大で960×540ドット。普段見ている地上波よりもだいぶ劣る。が、スマホやPCでちょっと見る程度なら、そこまで気にならないだろう。消費するデータ量は、「高」設定で1時間あたり約0.7GB。「最低」なら1時間あたり約0.1GBと、そこまで大きくはない。

 なにもしなくても見られるならNHKに料金を支払う意味は? ということになりそうだが、実際には、IDを登録して使わないと、NHKプラスの大半の機能が使えない。「リアルタイムで番組を見る」くらいのことしかできないようになっている。逆に言えば、NHKプラスは「リアルタイムで番組を見る」以外の機能が充実しており、番組視聴の形を拡大することが大きな狙いであり、価値なのだ。

NHKプラスのIDを登録していないと、リアルタイム視聴以外ではこのようなメッセージが出て番組を見られない。