2月27日、安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の小中高校に春休みまでの休校を要請。この状況下で、学生は自分たちで「学び」の自衛を始めているという。『東大式スマホ勉強術』著者である西岡壱誠さんに聞いた。
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4月までの休校決定、学校に替わる様々な勉強法
2月27日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府は小・中学校、高校、特別支援学校の春休みまでの休校を要請し、それを受けて多くの学校が全国的に休校になることが決定しました。
これで学校は4月まで実質休みとなり、突然の休校に対して戸惑う意見がネット上では散見されました。この政府の決定に対する賛否もネット上で議論になっています。
しかし、賛否を議論しているだけでは現状は変わりません。これを受けて、いくつかの人や企業がこの現状を憂い、学校に行かなくても勉強できるようなサービスを提供し始めています。また、おもしろいことに政府の要請以降、書店やAmazonでは学参(学習参考書)の売行が伸びてもいるようです。皆さん、それぞれ学ぶことの「自衛」をし始めているのかもしれません。休校といえども、外出も積極的にはしづらい状況ですから、自宅での勉強に打ち込むのも悪くありません。
YouTubeで授業を配信しているチャンネルやスマホアプリも
実際、学校によっては「この時期だからこそ、動画配信サービスを活用した自学自習を進めるべきだ」と生徒に対してアナウンスしているところもあります。今は昔と違ってYouTubeで授業を配信しているチャンネルは数多く存在しますし、スマホアプリの中には勉強系の動画が見放題になったり、自学自習を後押しするアプリケーションも少なくありません。
学校向けにmicrosoftはoffice365アカウントを無料配布しました。そして経済産業省の教育産業室では、「#学びを止めない未来の教室」の特設ページの公開を行っています。