1ページ目から読む
4/4ページ目

広がる一般庶民の困窮

 それでも、こんな贅沢ができるのは在宅勤務ができる大手企業に勤務している人だけと指摘する声もある。通勤時間帯の地下鉄やバスの混みようはあまり変わらないし、非正規職の労働者からは職場で無給休暇を強制されたり、多額の寄付金を上司から強要されたなどの相談内容が増えているという。

 自営業者への打撃はいうまでもない。新型コロナウイルスにより月の収益が激減し、4分の1まで減ったというニュースも報じられた。

 こうした状況を鑑みて、最近では、家賃の価格を一時的に下げるオーナーも出始めている。

ADVERTISEMENT

 コロナの猛威は世界中に広がり、長期化が見通されている。

新たな検査方法が登場

 韓国では、「ドライブスルー方式」の検査のほかに新たに「ウォーキングスルー方式」や「グローブウォール方式」が登場した。これは、車を持たない人や医師の負担を軽減する目的で作られたもので、前者は小さなブースに患者が入り、医師はブースの外から開けられた穴を通して検査する。会話はインターホンで行うそうだ。

大きな話題になった「ドライブスルー方式」の検査 ©getty

 後者はインキュベーターのようにグローブをアクリルでできた壁に装着し、医師と患者を分離して検査を行う方式だという。いずれも検査を請け負う病院が生み出している。

 新たな日常生活がどんなものになるのかわからないが、こんなニュースを聞くと力がわいてくる。