新型コロナウイルスによる重度の肺炎を患い入院中だった志村けん(70)が、3月29日夜11時過ぎに逝去したことが分かった。亡くなる直前、志村とは40年来の付き合いだというモト冬樹(68)に話を聞いた。
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「志村さんは感染症の専門医がいる病院に転院して、人工心肺装置を装着し治療を受けている。意識がない状態が続いていると聞いています。隔離されていて、誰も面会できない状態だそうです」(スポーツ紙記者)
志村の容態について、志村の実兄・知之氏は「週刊文春デジタル」の取材にこう語っている。
「私も会うことはできない。(意識があるかどうかも)わからない。でも会話は出来ていないんじゃないかなぁ。井澤さん(所属する芸能プロ「イザワオフィス」社長)からも意識のことは聞けていない」
所属事務所によると、志村は3月17日に倦怠感を覚え、自宅で療養。19日に発熱や呼吸困難の症状が現れたため、20日に主治医の診断を受けた結果、港区の病院に搬送され緊急入院となった。重度の肺炎と診断され、23日に新型コロナウイルス検査で陽性と判明。24日に行われた保健所の調査で濃厚接触者の特定は終了しているが、感染経路は不明だという。
志村は3月30日から始まるNHK連続テレビ小説「エール」に、音楽家役で出演する予定だったが、NHKは志村の回復を見据えて当初4月からの撮影日程を5月に遅らせるという。だが、初主演映画となるはずだった作品「キネマの神様」については、26日に所属事務所が志村の出演辞退を発表している。
今年2月、70歳の誕生会は深夜2時過ぎまで
志村は今年2月20日、70歳の誕生日を迎えたが、同月22日、30人以上の親しい関係者を集めて、誕生日会を開いている。盛会で、お開きは深夜の2時過ぎになったという。
誕生日会の参加者の1人で、志村とは40年来の付き合いだというモト冬樹に話を聞いた。