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「完全にタバコも止めていた」

——志村さんの入院の一報はどのように?

「志村さんの入院のことはニュースで知って、情報が全然ないから、すごく心配しているんですよ。志村さんとは、俺がクレイジーキャッツに憧れて、渡辺プロに入ってコミックバンドをやっていて、そのときに志村さんも渡辺プロにいて、それからの長いお付き合いなんだ。志村さんは音楽も好きで、話が合って、若いときは一緒にレギュラー番組もやったね。自分の中では志村さんと年齢は1つしか変わらないけど、一番尊敬できる先輩。だから心配ですよ。だって、これで何かあったら……。絶対に戻って来てくれると思うけど、映画どころじゃないよ」

——2月に誕生日会があったということですが。

「大御所になると誕生日パーティーにも『行かなきゃいけない』みたいな感じがあるんだけど、志村さんの誕生日会はみんなが来たくて来てるんです。みんな祝いたくて来ている。毎年、すごくいい雰囲気で和気あいあいとしてやっていて。志村さんの人望だと思うよ。この前の誕生日会ではお酒は控えていたね。ヘビースモーカーだったけど、(2016年に)肺炎になってからは完全にタバコも止めていた。ただ、『お酒を飲まないと寝れない。自分でも気を付けてる』と話していました。誕生日会では元気だったから安心していたんだけど。

2019年、舞台「志村魂」の公開稽古を行った(前列左から)磯山さやか、志村けん、森尾由美(後列左から)ダチョウ倶楽部の寺門ジモン、肥後克広、上島竜兵 ©時事通信社

 その誕生日会のときにも、『映画出演よかったですね』と話したら、志村さんは『年齢が年齢で朝早くから遅くまではできないから、時間制限して撮ろうと思ってるんだ』って話をしていた。志村さんは、役者として素晴らしいのに自分のことをコントの人間だと思っているから、今まで映画やドラマにはまず出なかった。コント以外やりたくない。筋が通っている人で、職人なんだよね。前の『鉄道員』には高倉健さんに言われて出演したんだけど、今回、70歳で映画『キネマの神様』に主演すると聞いて、本当にうれしく思っていた。自分のことのようにうれしかった」