「面識の無いのハーフ男性とのトラブルが発端」と主張
「事件当日、吉澤被告は深夜2時頃まで仕事をし、友人のA子から誘われていたクラブには2時40分頃に到着した。吉澤被告はその後、A子、A子の女性の友人、吉澤被告の男性の友人Bの3人と合流し、VIPルームに入ったといいます。しかしBがVIPルームの外で、男性Xと口論になった。XはBとも吉澤被告とも面識の無いハーフの男性で、友人のBがXを店員だと勘違いして声を掛けたことが原因でトラブルに発展した。それを見た吉澤被告が『どうしたんですか? こいつ(B)が悪いなら謝ります』と謝罪し、その場は何事もなく収まった、と説明していました」(同前)
その後、吉澤被告らは再びVIPルームで酒を飲んでいたという。
「その後、ハーフ男性Xがシャンパングラスを2つ持って吉澤被告に近づいてきて、『仲直りだ』と乾杯をした。弁護側はそのシャンパンのなかに違法薬物が入っていたのを知らずに飲んでしまったと主張していました」(同前)
「仕組まれたのではないか」という声がネットで上がるワケ
吉澤被告は朝4時頃まで酒を飲み続け、クラブを出たところで警察官に取り囲まれた。
「その場で吉澤被告に職務質問と所持品検査をしたが薬物は見つからなかった。連行後に尿検査したところ、違法薬物であるMDMAの反応があったので逮捕。しかしその後の家宅捜索で薬物は出ていない。同棲中の外国人の内縁の妻も尿検査をしたが反応はなかった」(捜査関係者)
この逮捕劇について、当初からネットでは「仕組まれたのではないか」という声が多く上がっていた。職務質問されている吉澤被告を撮影した動画が、事件直後からネットで拡散され、渋谷署で尿検査の結果が出る前に「MDMAを使用したようだ」という書き込みがネットに上げられたからだ。弁護側もその点を主張していたという。
「弁護人は吉澤被告の足を引っ張ろうとする誰かの仕業であると主張していました。根拠としてあげていたのが、まずはネットへの早すぎる書き込みです。また、薬物も何者かに盛られたという主張をしていました」(前出・裁判を傍聴した人物)