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生涯年収8億円……サラリーマンだから使える“転職と副業のかけ算”で収入アップする術

『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化させる生き方』より #2

2020/04/27

 本業と副業、転職のいずれにも必要なのは「かけ算」です。

 かけ算は元の値が大きいほうが、かけ合わせたときの積も大きくなります。なので、本業で十分な経験や成果を上げ、数字を大きくすることが重要です。元の値が小さいままでは、何をかけ合わせても市場価値は上がりません。

 ある分野で圧倒的に突き抜けて「100万人に1人の存在」になることは難しいですが、本業で努力を重ねることで特定の分野で「100人に1人」の存在になることはできると思います。

 同じように転職して別の分野で100人に1人の存在になれば、100×100で「1万人に1人の価値を持つ人材」になることはできます。

 会社員として働く以上は、企業に求められる「市場価値の高い人材」であり続ける必要がある一方、会社に依存するだけの人材になってはいけません。本業で得た知見を副業にかけ合わせ、「個人としての稼ぐ力」を高めていってください。

 それが、生涯年収を上げる「生き方」に繋がるのです。

©扶桑社

生涯年収8億円をサラリーマンで目指す

 日本のサラリーマンの生涯年収は平均2.5億円といわれています。22歳から働きはじめ、65歳で定年を迎えるまでに稼ぐ金額です。

 僕は、生涯年収の目標を8億円に設定しています。自分が欲しいものを考えていった結果、8億円は必要だという結論に至ったからです。

 国内最大手の商社でも生涯年収は約6億円と言われています。

 新卒で入社して、最初の10年間の平均年収が約1000万円、次の10年間の平均年収が約1500万円、定年までの平均年収が約1800万円、そして最後に、退職金が約3000万円支給されることで、合計で6億円を超えてくる計算です。

 しかし、大手で生き抜くには、覚悟が必要です。どんな雑用もこなし、自分より能力が低い人と同じ給料でも文句を言わず、上司がどんなに役立たずでも頭を下げ、理不尽な案件も顔色ひとつ変えずに引き受ける。社外で若くして活躍する友人が羨ましく見えても「出世のため」と割りきって笑顔で流す。

 これを40年も続ける必要があるのです。

 しかも、彼らは激務であることから、平均寿命が短いという統計も出ています。お金とトレードオフで寿命を削るのはナンセンスだと、僕は思っています。

生涯年収8億円を稼ぐためのロードマップ

 では、国内トップの商社に入らずに「生涯年収8億円」を稼ぐにはどうしたらいいか。

 単純計算すると、大学を卒業し、定年である65歳までの43年間を年収1000万円で過ごして生涯年収は4億3000万円。新卒から定年まで、年収2000万円を稼ぎ続けて8億6000万円になります。

 もちろん、いきなり22歳で年収2000万円を稼ぎ、それを65歳になるまで継続するというのはほぼ不可能です。しかし、20代を稼ぐ土台づくりに充てて、30~50歳の20年間で、年収4000万円を稼ぐことができれば「生涯年収8億円」を達成できます。これでもまだ非現実的かもしれませんが、32歳の今、僕は実際に年収5000万円を稼ぐことができています。新卒で入社したホームセンターでの生涯年収は、もうすでに稼ぎきったと思います。

 この数字は、本業での成果に転職と副業をかけ算したからこそ、実現した数字です。当然ですが、サラリーマンの給料だけでは到底実現できませんでした。

 僕自身もまだ実感はありませんが、新卒でホームセンターに入る前から決めていた目標を達成するために行動し続けたことが、こうした結果に繋がったのだと思います。

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