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忘れられない「みんなで一丸」の気持ちよさ

 先のひうらさんのツイートでも「3.11の時に喜んでもらえたので」という趣旨のものがあり、それは一種成功体験のようなものかもしれません。「みんなが同じ方向を向いた」震災後の空気が「好きな時間」で「感動」して「誇り」に思った。やっぱりそういうところで得る「気持ちよさ」って忘れられないんですよ。みんなで一丸となって困難に立ち向かう、がもたらす悦楽。これを読んだ時に思いましたもん。3.11の時だって、本来なら主張すべき「文句」が「みんなで一丸」に封殺されてたのかもしれないな、と。人気者からの応援は、優しく甘く、そして思いがけず罪深いものですね。

きっぱりと“同調圧力”を拒否した秋元才加

「毎日一生懸命生きているだけでも結構なカロリーを消費しているので、最近よく見かけるリレーとかバトンを私に回すのを遠慮して頂けると有り難いです」

秋元才加 ©文藝春秋

 現在SNSを席巻してる、著名人による「●●つなぎ」。ギャグだったり自撮りだったり熱男だったり、コロナによる自粛を強いられている人たちへのパフォーマンスとして広まっています。その中で、元AKB48秋元才加さんが4月19日に発したのがこのツイート。

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 やんわりと、しかしきっぱりこの同調圧力を拒否してしまいました。一丸になりたい人もいて、繋がりたくない人もいる。どちらも強制させられるものではないはず。

「私は隅っこで誰にも関わらず一人で踊っていたいのです」

 バトンをつながない理由をこうツイートした秋元さん。ああ、そうだよセクシーナイト。カクテルグラス片手に踊るのよセクシーナイトじゃん三原じゅん子! 忘れたの!? その立場にいらっしゃるならどうか「マスクはやめな、マネーマネー」ってエライ人どやしつけてくださいよ。