1ページ目から読む
4/5ページ目
別添え「ウメッシュ」をかけると、味が一変
パフェを3層構造で考えたときに、はじめは主役(梅とチーズ)、真ん中で食感と香りのアクセント(ナッツ!)、最後はやわらかくすっきりしたもの(ヨーグルト)がくる構成にした。
梅の酸味、チーズの香り、ナッツの食感。どれも主張の強い素材だが、お互いが消し合うことがない。それぞれの特長を感じつつ食べ進めていけるのが楽しいパフェである。
食べ始めの「カリカリ梅」と「チーザ」(濃厚なチェダーチーズのスナックだ!)がパフェの開演を高らかに告げる。「パピコ 梅のジェラート」でひんやりしたあとで、ナッツの歯ごたえと香ばしさを感じ、やさしいチーズクリームで落ち着いたら、もう一度ナッツ、そして「チーザ」の再登場。
ここで出てくるチーザは、底の「のむヨーグルト」の水分を吸った小さなかけらであるため、トップで食べたチーザとは全く印象が変わる。「おまえ、ずいぶん丸くなったなあ」、という感じだ。パフェの上部構造を支えるために入れた「クランキー」も、チョコが強すぎず適度な食感で、チーズ風味もちょうどいい。
さあ、のむヨーグルトのところまで来たら、別添えにした「ウメッシュ」をかけよう。一応小さなソースポットに入れてはみたが、実際は缶から直接たぷたぷと好きなだけ注いでいい。
「おお、ラッシーのような味になる。お酒が苦手な自分も、まろやかになった梅酒はおいしく飲めるなあ」と思っていたら、突然カリッときゅうりのような歯応えがあってびっくりしてしまう。あ、そうだ、カリカリ梅を入れてたんだったと気づき、深夜に爆笑する。それはともかく、パフェの最後に主役がしっかり登場するパフェはやはり引き締まる。