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「飲むパフェ」「かけるパフェ」というトレンド
あらためてポイントをまとめてみよう(ファミリーマートにダッシュしたくなった方とはここでお別れだ)。
コンビニのお菓子は、それぞれ単体で食べてもらう目的で作られているため、味はけっこう甘めであることが多い。だから、パフェの構成は酸味や塩味に力点を置いて考えた方がよい。今回は梅やチーズを主役にすることでよいバランスとなった。
そして、お酒を使ったパフェということで、夜に適した大人向けの「夜パフェ」「シメパフェ」になった。最終的に「飲むパフェ」になるのも楽しい趣向で、これも最近のトレンドである(昨年はタピオカミルクティーを主役にしたパフェにも出会った)。
また、「かけるパフェ」というのも実はパフェ界の中にしっかり根付いた文化である。チョコレートソースやフルーツソースやお酒なんかを、好みのタイミングでかけられるように別添えで提供するものだ。液体だけでなく、きな粉や、胡椒や、わさびをかけるパフェに出会ったこともある。途中で味変をでき、また好みの味に調整できる楽しさがある。
このように、最近のトレンドを取り入れつつ、香りや食感も豊かなパフェとなった。おいしく食べられつつ、驚きもある楽しいパフェである。手前味噌だが、全力でおススメしたい。ぜひおうちで試してみてほしい。