やっぱり会って話すと、ちょっとした「間」とかがあってコミュニケーションがスムーズになりますよね。ビデオ会議だと、ひとつの画面の中で見える範囲が限られてくる。自分が話したあとの反応も、対面で話をするときとはちょっと違う空気感になります。最初はそこに違和感は感じていました。
ぼくらはその違和感を少しでも補完するために、ビデオ会議ツールのチャットの機能を併用しています。反応をただ声で聞くだけではなく、テキストでもやりとりする。みんなどうやったらコミュニケーションがうまくいくか、いろいろと創意工夫しはじめているところですね。
ビデオ会議がうまくいくコツ
ビデオ会議で気をつけているのは、いかに集中力を切らさないかですね。
どうしても会議をしながら、他の仕事をするような人も出てくる。話を聞くふりをして、それこそツイッターをやったり、別のメール対応をするようなことがないように、というのは注意しています。会議で集中するというのは当然なのですが、在宅だとどうしても緊張感がなくなるので、そこは特に気をつけるようにしています。
それとは逆に集中しようとしすぎると今度は真面目になりすぎちゃうケースも出てきます。そういうときは、ちょっとしたユーモアを入れたりしますね。広報の女性社員なんか、よく自分の顔を加工して、それがツイートされてたりしますけれども(笑)。「全員帽子をかぶろう」とか「全員コスプレしよう」みたいな仕掛けを真面目なビデオ会議でもたまにやったりします。この状況はまだまだ続くでしょうからね。そういう工夫は必要かなと思いますね。
いかに「雑談」を増やすか
在宅勤務でビデオ会議ばかりやっていると雑談が減りがちです。そういう意味で効率はすごくよくなっている。というよりも逆によくなりすぎちゃうんですよね。「詰め詰め」でやろうと思えばできてしまうので、やはり一服する時間をできるだけ取るようにしています。時間の使い方もいろいろと工夫をしているところです。
ようするに「オン」と「オフ」が地続きになってしまう。ずっと「オン」の状態だと精神的に苦痛になってきますよね。そこを考慮して、チームによっては毎日とりあえず15時にハングアウトにチェックインして、お互いに仕事を抜きにした雑談をしています。
ツイッタージャパンは、これまでも隔週金曜日に「ティータイム」という社内のみんなで集まって雑談をするイベントをやっていました。ここ1~2週間を振り返ってワイワイガヤガヤやるわけです。
バーチャル「ティータイム」が盛り上がった理由
その「ティータイム」を今回はビデオ会議でやったところ、実はこれまででいちばん盛り上がったんですね。