ツイッタージャパンと日本青年会議所がパートナーシップを結んだと発表したのは今年の2月。ネットでは批判の声もあがった。なぜ、青年会議所と組むことになったのか――ツイッタージャパンの社長・笹本裕氏に聞いた。

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Q なぜ、青年会議所とパートナー協定を結んだのでしょうか?

<そもそもツイッターは、社会を投影しやすい場所。ツイッターが社会をつくっているわけではなくて、社会にある問題がツイッターに反映されているのです。
 あくまでも、議論が交わされる場を、プラットフォームとして提供するのがぼくたちの仕事なのです>@yusasamoto

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 ぼくらは1月末に公益社団法人・日本青年会議所とパートナーシップ協定を締結させていただきました。目的はメディアリテラシーを確立するためです。ただこの件に関して、批判の声が上がり、我々としても想定していないTwitter運用であったため、先方に申し入れ、パートナーシップは解消しています。

 この件に関して、ぼくらの意図をちゃんとお伝えしておきたいと思っています。

「打ち出し方に問題があった」

 今回のことに関して、申し上げておきたいことは2つあります。

 ひとつは青年会議所という団体に対する見解。

 もうひとつは「ぼくらがやりたかった、やろうとしていたこと」です。

Twitter Japan代表取締役の笹本裕さん

 おそらく、この2つが混同されていたのだと思います。だからここは紐解いておきたい。この2つを混同して受け取られた方がいらっしゃるということは、ぼくらの打ち出し方に問題があったということ。そこは反省して、成長の機会にしていきたいと思っています。

 青年会議所との連携が失敗だったか? それに関しては、議論があるところでしょう。たとえばこの活動について説明した上で、失敗だったかどうか投票で決めたとします。それで多くのみなさんが「失敗だ」と思うなら、失敗なのかもしれません。

 でも、あくまでも「失敗については反省して、成長の糧にする」ということが個人的な信条です。それはツイッター社創業者兼CEOのジャック・ドーシーが常日頃から言っている「ツイッターは完璧ではない」ということと一致しているのかなと思います。

「最初に青年会議所からお詫びがあり……」

 世の中における、ツイッターなどのSNSの使い方は、まだまだ啓蒙していかなければいけません。正しい使い方を推奨していくことがぼくらの目的です。

 今回のパートナー協定の話は、もともと青年会議所から来たものです。