コロナ危機において重要な情報のインフラとなっている「ツイッター」。そんなツイッターの社長はどんな1日を送っているのだろうか? コロナの影響で今は「全社在宅勤務」になっているが、それ以前のツイッタージャパン社長・笹本裕氏の1日を聞いた。
(※取材は2月に行いました。5月現在ツイッターは「完全在宅勤務」になっています。働き方がどう変わったかについては、#2「コロナでTwitterジャパンの働き方はどう変わった?」 を読んでください)

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Q (コロナ以前に聞いていた)ツイッター社の社長の1日ってどんな感じですか?

<ツイッタージャパン社長の1日。朝5時に起きてツイッターでニュース、テレビのワイドショーをチェック。7時頃出社して、海外の本社と会議。その後も30分単位で1on1ミーティング。お昼はバナナとカフェラテ。夜は外食。お酒も好きです。夜中に海外と会議が入ることもあり、さすがにそのときはお茶にしています笑。>@yusasamoto

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 だいたい5時か、6時には目が覚めます。

 朝食はおにぎりと味噌汁。ランチはだいたいバナナとカフェラテです。

 どうしても夜は外食が多くて、お酒も飲みます。食生活が偏りがちなのでバランスを取ることを意識しています。ビタミン系の錠剤をとって、「腸活」もしています。

 あとはやっぱり運動。昔は月に200キロくらい走っていたのですが、今はそんなことをやるとかえって身体が壊れてしまうので、年相応の軽い運動に切り替えています。

Twitter Japan代表取締役の笹本裕さん

情報収集はやはりツイッターで

 朝起きてすぐにやるのは情報収集です。やはりまずはツイッターを見ます。ツイッターでの情報収集は、1日の始まりとして欠かせません。

 テレビでワイドショーも観ます。それはツイッターと比較したいからです。テレビのワイドショーって、だいたい同じ内容をずっとやっていますよね。トーンも似ているから、その日の気分でひとつの番組を選び、だいたいの内容を把握します。

 一方ツイッターを見ると、専門家もいれば、一般の人たちの意見もあって、その両面が見られます。その両方を見つつ、自分の中で咀嚼、整理するようにしています。

 ここ数年で「ツイッター発」のニュースがすごく増えました。ひとつのツイートが広がってトレンドになっていき、トレンドが大きくなると文化になる。大げさに言うと、そういうことが、ツイッターからは起こりやすいのかなと思います。

 アメリカで一気に広まった #MeToo運動はまさにそうです。一連のツイートから始まって、それがハリウッドで取り上げられて、女性の声が世間に広がっていった。今では世界中で「もっと女性が声を上げていいのだ」というカルチャーになってきました。

早朝と深夜に海外との会議

 朝が早いので会社に来るのも早いです。7、8時くらいでしょうか。やっぱり早いほうがフレッシュな気持ちで仕事にのぞめます。人も少ないし、ちょうどうまく時差があうので本社との会議もできます。ちなみに社員の出社時間などは決まっていません 。朝早い人もいれば、家で会議をすませてから出てくる人もいます。リモートワークは、今回の新型コロナウイルスの一件でさらに推奨されていくと思います。