関東地方を中心に店舗を構える「肉のハナマサ」は、プロだけでなく、一般の人も利用できる業務用スーパーとしていま、注目を集めている。
お笑い芸人のゆってぃも、肉のハナマサの魅力に取りつかれた1人だ。なんでも、月イチで「肉のハナマサ祭り」なる怪しい宴を開催するほど、通い詰めているのだという。そんなコアファンに、「肉のハナマサに惹かれる理由」について熱く語ってもらった。
◆◆◆
僕が通う「肉のハナマサ」の店舗は、1フロアが丸々“肉コーナー”になっています。そこに足を踏み入れた瞬間は、もうパーティーの感覚ですね。「うわー、今日はこんなにでかい肉が売ってる!」と、一気にテンションが上がるんです。
「業務用スーパーはどこも同じ」と思っている人も多いかもしれませんが、ハナマサは圧倒的に肉の種類が豊富です。豚の細切れみたいな“定番”ももちろんありますが、手羽先やタン(タン元やタン先といった種類も!)、あとは味付け系まで幅広く揃っています。しかも、一つ一つの量がとんでもない。タンなんて1パックに20枚くらい入っていて、それでいて安いんです。
生まれて初めての“肉の衝動買い”
そもそも、僕が初めてハナマサを訪れたのは10年ほど前のこと。飲食店を営んでいる友達が買い物に行くというので、たまたまそれに付き合ったのがきっかけです。すると彼が豪快すぎるほどの勢いで、次々と肉をカゴに入れていったんです。仕事上いくら量が必要とはいえ、「どんだけ買ってんだよ」と思わず笑ってしまったんですが、それがなんだか、あまりにも楽しそうで。
それを見ていたら、「よし、俺も1万円分肉を買ってやろう!」みたいな変なテンションになって、思い切って値段も見ずにぼんぼん肉をカゴに入れていったら、これが本当に快感だったんです。そんな、生まれて初めての“肉の衝動買い”から、ハナマサにハマっていきました。
この前も、芸人仲間を連れてハナマサに行ったら、「え、こんなに安いんだ!」と興奮していましたね。次第に「これも買ったら?」「これも美味しそうじゃない?」と提案してきたり、「ちょっとこの肉、なに!?!?」と驚いたり、終始店の中で騒いでました。初めて行くと、誰もが我を忘れて大興奮してしまうのがハナマサの怖いところです。
あと、これは芸人ならではだと思うんですが……誰かと一緒にハナマサにいくと、“芸人魂”がくすぐられます。「これはどう?」と、見たこともない肉や異常にデカイ肉を持ってきて一笑い起こしたくなるぐらい、とにかく種類が豊富なんです。