1ページ目から読む
5/5ページ目

そこで過去の八村選手のインタビューを振り返ると、高校時代のウィンターカップ3連覇でのコメントは、他の選手が感謝の言葉を述べる中、八村選手は「楽しかった」、「バスケはスッゴイ楽しい」とバスケの楽しさを伝えていた。

一方、大坂選手も全米オープンで優勝し、帰国直後の会見で今の気持ちを聞かれ「眠い」と答えたり、対戦相手の研究について聞かれると「google」と包み隠さず、素直に伝えている。

ピュア発言に限らず、試合中に得点を取られてうつむき、落ち込んでいるのかと思いきや、コート上にいたハチを手に乗せて、コート外に出している姿など、ピュア行動も多くある。

ADVERTISEMENT

沢松さんは大坂選手の“ピュアさ”について「インタビューはすごく人柄が出る。(優勝時のインタビューは)ほぼほぼ台本がある。紙を渡されて『大会のスポンサーの名前を言いなさい』や『相手を讃えて』とか。でも、大坂選手は全くお構いなし。ストレートに自分の気持ちを表現するのが逆に海外にウケている」と明かした。

こうした“ピュアさ”はアスリートにとって大事だという。杉山さんは「素直なので聞く力がある。正しいことを自分で聞いて、取り入れて、成長していくので、“ピュアさ”があるからこそ、成長し続けている」と語った。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)