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天皇・皇后両陛下は御代替わり前の2017年4月5日、国賓として来日していたスペインのフェリペ国王夫妻を歓迎するために上皇・上皇后両陛下が主催された宮中晩餐会に陪席され、国王夫妻が皇居・宮殿を立ち去る際には大変親しげに別れの挨拶を交わされている。
皇后陛下を抱きしめたシーン
「スペインのフェリペ国王とレティシア王妃は、昨年10月22日に皇居・宮殿で執り行われた即位礼正殿の儀に参列されています。引き続いて行われた『饗宴の儀』にも出席し、レティシア王妃がうれしそうに皇后陛下を抱きしめたシーンは大きな話題を呼びました。
天皇・皇后両陛下がフェリペ国王夫妻と親交を深める中で、皇后陛下とレティシア王妃のご関係は特別に深いものとなられているのです。愛子さまは学習院初等科時代にスペイン語の基礎をすでに学ばれていたそうですが、愛子さまが大学で学ばれる外国語にスペイン語を選ばれたのは、なんといっても両陛下と国王夫妻のこうしたご縁をよくご存じだったからではないでしょうか。だからこそ、両陛下もお喜びなのだと思います」(同前)
天皇陛下は2013年6月10日から16日にかけて、日本とスペインの交流400周年に際して再び単身でスペインを訪問されているが、雅子皇后のスペインご訪問は実現していない。こうした縁(えにし)を考えると、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となった天皇・皇后両陛下の英国公式訪問の次は、もしかしたらスペインご訪問になるのではなかろうか。