東京のコロナウイルス対策で本当に頑張ったのは……
このように、小池百合子さんを取り巻く環境は、小池百合子さんがどうであるかを別として、勝手に周辺が自沈し、当選の見込みがあまり望めない人ばかりが対抗馬になることで「どう考えても小池百合子圧勝」で終わりそうになるのです。ヤベぇぞ、小池百合子。ますます調子に乗るぞ。
絶対に余計なこと思いついて適当なことをやるんですよ、小池百合子さんは。来年に予定される東京オリンピック、開催見送りをするにあたって、「東京改革のシンボルに」とか言ってでかい公共事業でもやろうとするんじゃないですかね。また無駄遣いされて、呆然とする都民。でも誰にも止められない。だって他にいないんだもん、小池百合子さん以外。
小池百合子さんを絶賛するママ友たちは、皆さん口を揃えて「コロナウイルス対策で、小池さんは頑張ったから」と言います。待て待て待て待て、東京のコロナウイルス対策で本当に頑張ったのは国際感染症センター長・大曲貴夫さんや東京都医師会、さらには現場を支えた看護師など医療関係者の皆さんや、東京都福祉保健局を中心とした東京都庁職員の皆さん、そして最前線で踏ん張った各保健所の保健師や技師、職員の皆さんですよ。小池百合子さんなんて設楽焼のたぬきの置物のようなものです。
自民党都連がちゃんと対抗馬を立てなければいかんのです
小池百合子さんが何をしたかと言えば、「夜の街クラスター」など苦境に喘ぐ目立つ産業に対する無原則な都税ばら撒きと、謎の「東京アラート」で真っ赤に染めた都庁庁舎にレインボーブリッジですよ。三密やめろと言いつつ、観光名所に人だかりを作ってどういうつもりなんだよと思います。
こんな無茶苦茶でも、小池百合子さんは勝つんですよね。対抗馬が弱いから。
本来なら、大事な東京都知事の椅子を奪われた自民党の都連(都議会自由民主党)がちゃんと対抗馬を立てなければいかんのです。副知事のポストを巡って都議会公明党に日和られても、あなたがたは良い奴っぽいけど政治家としてはイマイチ無能な知識人・増田寛也さんを立てて小池百合子さんに惨敗したあのときから4年間、いったい何をしていたんですか。
天下の大正義・自民党としてまともな都知事候補者を育てられず、小池百合子さんには自民党本部と勝手に握られて、「どうせ小池には勝てないから」と二階俊博さんや下村博文さんに小池支援に回られて万事休すとか恥ずかしすぎる。自民党の誇りのためにも、勝てなくても独自候補立てて最後まで戦わないと駄目でしょ。