対北ビラ問題は単なるブラフ?
一方、北朝鮮は、南北共同連絡事務所爆破後、次は国境地域に軍を配備し、非武装化の進展を解体すると公言し、韓国を非難する拡声器を国境近くに再配置した。
対北ビラを巡り緊張が高まる中、韓国の脱北者団体「自由北朝鮮運動連合」が朝鮮戦争勃発70周年を迎える6月25日、対北ビラ散布を強行すると宣言したことに対し、北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、「報復の時間が近づいている」とし、「過去最大規模のビラ散布闘争のための準備が終わっている」と伝えた。北朝鮮側も韓国を非難するビラ1200万枚とそれを飛ばす風船3000個を用意したという。
「自由北朝鮮運動連合」は23日、前22日深夜に対北ビラを飛ばしたという声明をだした。しかし、風向きが悪く、韓国内で風船が落下したことが確認されている。この対北ビラを巡っては、散布を止めようとしていた行政や国境付近に住む住民と、表現の自由だとして反発する保守派などとの間での葛藤が深まっていた。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は翌24日、
冒頭の記者は言う。
「結局、
韓国の外交安保ラインの新たな顔ぶれは、どんな対北政策をとるのか。そしてそれは、金正恩、与正兄妹を微笑ませることになるのか。
再選が禁じられている文大統領の任期は残り1年9カ月あまり。
文大統領が2回の南北首脳会談で交わした“約束”を果たそうと自身の退任前に再び南北首脳会談を推進する可能性が囁かれ始めている。