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「ポジティブ」ではなく、「スピ志向」と「思想」
思うにこれは「ポジティブ」なのではない。日本スゴイ的な国粋主義にブレンドされたスピリチュアル志向。そして何より夫は天命として首相になったという自信。それが結集したゴリゴリの「思想」なのだと思う。
だからこそ首相夫人として全国を飛び回ることは民への「施し」であり「ボランティア」であり「私がみんなに元気を与えられる」と思っているのではないか。それは勘違いであり、傲岸不遜と言ってもいい。
安倍首相の言葉も気になってくる
しかしこうして昭恵氏の各インタビューやルポを振り返ると、安倍首相の言葉も気になってくるのだ。
5月4日の会見では「私たちの暮らしを支えてくださっている皆さんへの敬意や感謝、他の人たちへの支え合いの気持ち、そうした思いやりの気持ち、人と人との絆の力があれば、目に見えないウイルスへの恐怖や不安な気持ちに必ずや打ち勝つことができる。私はそう信じています」
一気に昭恵さんぽく思える。
コロナ対応で具体的な説明を求められる会見でポエム的で精神論を連呼する首相。昭恵さんは日本の首相にまで影響を与える位置にいる(当たり前だが)と考えなおすとかなりの厄介さすら感じる。
手越くんと昭恵さんのポジティブさはまったく別ものだと考えたほうがいいと思います。