昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2020/07/01

選挙公報には英語・カタカナがたくさん

 4年前に説明を求めて人気を得た人が都知事になったら説明しないという矛盾。言葉が軽すぎやしないかという疑問。

 小池氏の選挙公報には「QoS」「ワイズ・スペンディング」「グレーター東京」など相変わらず英語・カタカナがたくさん。どうせ煙に巻くならアラビア語で書いてほしかった。

©︎文藝春秋

 他にも小池氏の4年間での「説明」について私は2点、注目したい。

その1、関東大震災の追悼文取りやめ

 まずは関東大震災の朝鮮人犠牲者らへの追悼文取りやめである。これは先ほどの社説でも書かれていた。

《関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺をめぐっても、追悼式にメッセージを送るのをやめ、歴史に向き合おうとしない姿勢をのぞかせた。これについてもあいまいな説明に終始する。》(朝日6月13日)

 この問題は都知事選でも語られるべきポイントだと私は思う。当時の記事を見てみよう。

「関東大震災朝鮮人犠牲者への追悼文取りやめ 小池知事」(朝日新聞デジタル2017年8月24日)

《追悼式は毎年、日朝協会などが、都立横網町公園(東京都墨田区)で開いている。1923年の関東大震災時には「朝鮮人が暴動を起こした」といったデマが広がり、多数の朝鮮人らが虐殺された。式典では、その犠牲になった人たちも追悼している。》

©︎文藝春秋

 追悼文を歴代知事は送っていたが小池氏は取りやめた。理由については「毎年9月1日に都慰霊協会の主催で関東大震災の犠牲者全体を追悼する行事があり、知事が追悼の辞を寄せている。個々の追悼行事への対応はやめることにした」と都建設局の担当者は説明。