ロックバンドのRADWIMPSは、この3月から5月にかけて、中国で先行配信された「Light The Light」を皮切りに「猫じゃらし」「新世界」「ココロノナカ」とあいついで新曲を発表した。
「Light The Light」は2月初旬、バンドのフロントマンを務める野田洋次郎が、中国で世話になっている人から、「新型コロナウイルスの影響で不安な生活を送る人々を励ます歌をつくってほしい」と打診を受け、手がけたものだった。このあと、3月に入ると日本でも感染者が急増し、全国で大半の学校が休校に入ったのをはじめ社会的にも大きな影響が出始める。そのなかでRADWIMPSも3月20日から予定していた国内ツアーを延期、ワールドツアーは中止せざるをえなかった。ワールドツアーは1年以上も前から準備していただけに、野田は落ち込み、2~3週間は何も手につかなかったという。