頻繁にくるBさんからのメール
そんな中、2016年10月、メールアドレスの交換をし、メールのやりとりを始めた(Bさんの証言とは時期が食い違っている)。しかし、Bさんからのメールが頻繁すぎて、それも悩みの種になる。そのため、このメールについても、精神科の主治医に相談している。
「夜中に電話をしてきたり、メールも多かったんです。メールは午前3時まで。1日で10~20通ありました。朝6時に起きると、メールが溜まっていることが続きました。メールを返さないと、学校で『なんでメールを返さないの?』と言われることもありました」(学さん)
12月ごろ、音楽室で学さんとBさんが2人になった。そのとき、Bさんはいじめの加害者たちの文句を言っていた。愚痴を聞かされているようなものだったが、最終的に、学さんの友人の悪口になっていった。そのため、学さんは「いい加減にしろ」と言い、Bさんの肩を押した。頻繁なメールと、友人の悪口に対するいらつきの結果だった(Bさんの証言とは、時系列と内容が違っている)。
その2ヶ月後、二人は同じ掃除の班だった。Bさんが掃除しないことを学さんが注意した結果、Bさんは「被害を受けた」とする内容を学校側に訴えたのだ。
学さんが認めた事実としては、〈パンツを見せて〉とのメールを送ったこと。これは、2017年1月ごろ、メールが頻繁になったことと、友人の悪口のメールが送られてきたことで、イラつき、精神的に疲れた結果、嫌がらせとして送ったものだという。そうすれば、メールのやりとりが終わると思った。しかし、朝5時ごろ、〈変なメールを送ってごめん〉などの謝罪メールを送っている。このときは、Bさんから〈変なメールを送らないで〉と返信があり、学さんは〈わかった〉と返している。
2月に入ってから、学さんはBさんとメールをしたくないと思い、メールアドレスを消すように言った。翌日、Bさんから、「メールを消した」と言われて、自分もBさんのメールを消し、和解をしたと思っていた。その後、掃除のときに、サボっていたBさんを注意した。呼び出されたのはその数日後だった。