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東京圏で「コロッケそば」を食べるならこの人気店“6選”――コロッケそば「6つのナゾ」とは

2020/07/21

 JR大宮駅東口北側の階段を下りた正面のすずらん通りに入ったすぐの左にある創業1972年の「つくば本店」のコロッケは自家製で、ポテトがごろごろしていて野趣あふれる味に仕上がっている。1個が大きいのでお腹一杯になる。こちらではメンチコロッケも自家製で人気である。

大宮のすずらん通り入ってすぐにある「つくば本店」
「つくば本店」のコロッケは自家製で、ポテトがごろごろしていて野趣あふれる味に仕上がっている

 藤沢駅近くの地下街にある創業1969年の「新月」はそばもうどんも自家製麺している。つゆもコロッケも自家製、手作りである。こちらのコロッケもイモがゴロっとしていて、ずしりと重い。洋食屋や精肉店で出会えるコロッケとは異なるレトロタイプなコロッケである。

藤沢駅近くの地下街にある「新月」
「新月」の「コロッケそば」。コロッケは「つくば本店」同様レトロタイプでなかなかうまい

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 そして、次は東急大井町線中延駅前にある「大和屋」である。もともと天ぷらやコロッケなどの総菜を手掛けていたご主人が始めた立ち食いそば屋で、こちらの自家製コロッケはコロッケだけで食べてもしっかりと味がついている。この作り方が実にユニークなのである。一言でいうと「肉じゃがコロッケ」。つまり、じゃがを蒸してそれを細かくつぶしてタレを合わせて、コロッケに成形して揚げているというわけである。そばにのせてもうまいし、カレーライスのトッピングとしてもなかなかうまい。

大井町線中延駅前の「大和屋」のコロッケもユニーク
きつね色にあがったコロッケをのせた「冷やしコロッケきしめん」(400円)
「大和屋」のコロッケは「にくじゃがコロッケ」とでもいえばいいのだろうか。とにかく味が濃くてうまい